特許図面作成ソフト

CAD ファイルから特許図面を作成し、EPO・USPTO の規則でチェックします

Inklaim は、イタリア・トリノ発のスタートアップが開発したウェブソフトウェアです。3D CAD モデル(STEP/IGES)、DXF またはベクター PDF ファイル、物品の写真、スケッチ、特許請求の範囲から、EPO・UIBM・USPTO・PCT・CNIPA・KIPO の規則に照らしてチェックした特許図面の下書きを作成します。

全プランでデータは EU 域内に保管AI は形状を描きません14日間の無料トライアル
Inklaim のエディタに表示した特許図面シート:CAD モデルから同じ縮尺で作成したバルブの4つの図と符号
バルブの STEP ファイルから生成した図面シート FIG. 3A〜3D:同じ縮尺の4つの図に、本文ですでに使われている符号が付いています。

72秒で

Inklaim が解決すること

描き直し、番号の振り直し、翻訳のやり直し。3D モデル、依頼者の図面、数枚の写真から、これらが数分の作業になる様子をご覧ください。ナレーションなし、音楽付きです。

実際の操作を順を追って見るには、下の5分間の詳しい動画(英語)をご覧ください。

課題

図面は、特許案件の中で最も手作業の多い部分です

すでに存在する図を描き直すのに何時間もかかり、特許庁ごとの規則は似ていても同じではありません。そして符号を1つ間違えるだけで、指摘を受けることがあります。

Inklaim は、事務所がすでに持っているものから始めます。依頼者の 3D モデル、技術図面、スケッチ、特許請求の範囲です。これらをレイアウト済みの図面シートに変換し、選択した特許庁の方式要件に照らしてチェックします。

図面作成担当者が仕上げ、弁理士が承認し、事務所が出願します。最終確認は事務所が行います。

現在の手作業

  • すでに 3D で存在する対象物を、2D で描き直しています。
  • 製作図面の寸法や表題欄を、手作業で消しています。
  • 符号 12 が常に同じ部品を指しているかを、目視で確認しています。

Inklaim なら

  • STEP ファイルをアップロードして図を選ぶだけ。形状はモデルから取得します。
  • DXF を取り込み、確定する前に削除される部分を色分けで確認できます。
  • 「Checks」タブが図と本文を比較し、修正すべき箇所へ案内します。

5つの領域

図面作成担当者が「負担を減らしたい」と挙げた5つの作業

特許事務所の図面作成担当者が挙げた作業です。Inklaim はこの5つを中心に設計されています。

01

図の簡略化

詳細レベル「Essential」(必要最小限)では、小さな穴、面取り、フィレット、ねじ山が消え、ねじやワッシャーも取り除かれます。DXF や PDF からは、寸法、文字、表題欄、中心線、ハッチングを削除します。

特許図面の簡略化 →
02

3D モデルから図面シートへ

STEP・IGES から、正投影図、軸測投影図、分解図、かくれ線、A-A 断面図、2倍〜5倍の詳細図を作成します。1枚のシートに複数の図を同じ縮尺で配置できます。

3D CAD から特許図面を作成 →
03

図どうしの整合性

すべての図で、同じ符号は同じ部品を指します。本文だけ、または図だけにある符号、図どうしの寸法(許容差 3%)、引用された FIG. が存在し順番どおりかを確認します。

特許図面の整合性チェック →
04

自動採番

FIG. 1A、1B とシート番号「1/5」。図を移動すると、本文中の参照が更新されます。「Renumber all」(すべて振り直す)は 10、12、14 のような事務所のルール、偶数のみ、図ごとの百番台にも対応します。

図の自動採番 →
05

図中のテキスト

図中のすべての文字を1つの表にまとめ、検索・置換できます。案件の用語集に沿った AI 翻訳も任意で使えます。言語ごとに書き出すことができ、日本語と中国語にも対応しています。

特許図面中のテキストと翻訳 →
+

その他の作業

特許請求の範囲からのフローチャート(S100、S102…)、Word からの取り込み、レイヤーとバージョン履歴を備えたエディタ、PDF・SVG・DXF へのエクスポート。

すべての機能 →

出力例

Inklaim から出力された図面シート

すでにレイアウトされた状態です。同じバルブの4つの図が同じ縮尺で並び、出願書類の本文ですでに使われている符号が付いています。断面は、プレビュー上で切断面を選ぶと A-A の切断線が自動的に表示されます。

シートはその後も編集できます。Inklaim のエディタで、またはレイヤー付き DXF として AutoCAD で編集できます。

操作画面は日本語を含む8言語に対応しています。図中のテキストは日本語でも書き出せます。

エクスポートした特許図面シート:バルブの4つの図 FIG. 3A、3B、3C、3D
PDF でエクスポートしたシート:同じ縮尺の FIG. 3A〜3D。
バルブのハッチング付き A-A 断面図(FIG. 4A)と詳細図 B(FIG. 4B)を配置した特許図面シート
FIG. 4A は詳細を示す円 B 付きの A-A 断面図、FIG. 4B はその詳細図です。

基本方針

AI は形状を創作しません

線は1本も創作されません。すべて 3D モデル、2D 図面、スケッチに由来します。CAD からの図の作成、DXF・PDF の取り込み、線画の作成は、AI を使わない決定論的な処理です。

AI をオンにした場合に AI が行うこと

  • 案件の用語集に沿って、図中のテキストを翻訳します。
  • 符号と目視チェックを提案します。確定するのはユーザーです。
  • 任意の機能で、各事務所がスイッチ1つでオン・オフできます。
  • AI で作成したコンテンツは、アプリ内とエクスポートしたファイルのメタデータに明示されます。

Inklaim が行わないこと

弁理士や図面作成担当者の代わりにはなりません。仕上げと承認のための下書きを準備します。

受理を保証するものではありません。各特許庁の既知の方式要件を適用し、チェックします。

SolidWorks、Inventor、Creo のネイティブファイルは開けません。STEP ファイルを書き出してください。DWG ファイルは DXF で保存します。

日本国特許庁(JPO)の様式は組み込まれていません。出願先のプロファイルは EPO・USPTO・PCT・UIBM です。

特許庁とファイル形式

Inklaim はどの特許庁の規則とファイル形式を扱えますか?

特許庁はエクスポート時に選びます。用紙サイズ、余白、ラベルがその規則に従い、図面は1つのままです。組み込まれている出願先は EPO・USPTO・PCT・UIBM の4つで、日本国特許庁(JPO)の様式は含まれていません。

特許庁別の特許図面の方式要件
特許庁規則の出典最小余白(上 / 左 / 右 / 下)文字シート番号
EPO(欧州特許)EPC規則49(2) および 2025年7月7日付 EPO 長官決定(EPO官報 2025, A49)(英語)2.5 / 2.5 / 1.5 / 1 cm、使用可能領域 26.2 × 17 cm0.32 cm 以上連続したアラビア数字、上部中央
USPTO(米国)37 CFR 1.84(英語)2.5 / 2.5 / 1.5 / 1.0 cm0.32 cm(1/8 インチ)以上「1/3」、上部中央
PCT(国際出願)PCT規則11(英語)2.5 / 2.5 / 1.5 / 1 cm0.32 cm 以上「1/3、2/3、3/3」
UIBM(イタリア特許)D.M. 33/2010 第22条(イタリアの省令、イタリア語)全辺 2.5 cm 以上図面については規定なし。通常は 0.32 cm通し番号

2026年10月更新。旧 EPC規則46 は2023年2月1日に削除されました。カラー・グレースケールの図面(電子出願のみ)については、EPO の通知(EPO官報 2025, A57)(英語)をご覧ください。

アップロードできるファイル

STEPIGESBREPDXFベクター PDFスケッチまたは写真(ベータ版)Word

エクスポートできる形式

出願用 PDFSVGAutoCAD 用レイヤー付き DXF案件の ZIP

図ごとの方式チェック

Inklaim は、すべての図について、使用可能領域、文字の高さ、線の太さ、ラベル、シート番号、不可欠でない文字をチェックします。特許庁ごとに専用のプロファイルがあります。EPO、PCT、USPTO は上と左に 2.5 cm、右に 1.5 cm、下に 1 cm の最小余白を求めますが、UIBM は全辺 2.5 cm 以上を求めます。そのため、EPO 用にレイアウトしたシートは UIBM の規則を満たしません。

EPO の規則に照らした特許図面の方式チェック:使用可能領域、文字の高さ、ラベル
エディタの方式チェックパネル(フローチャートの例):EPO プロファイルで問題は見つかっていません。

データと機密保持

案件データは EU 域内に保管されます

無料トライアルから Enterprise まで、すべてのプランで同じです。プランによってデータの保管場所が変わることはありません。

  • アプリケーション、データベース、アップロードしたファイル、バックアップはすべて EU 域内にあります。
  • 任意の AI は Google Cloud 上で、EU 域内で処理されます。AI をオフにすると、コンテンツが AI の提供事業者に送られることはありません。
  • 各事務所のデータは互いに分離されています。エラーログに文章や図面が含まれることはありません。
  • データのエクスポートと削除が可能です。Inklaim は、事務所に代わって処理者(GDPR 第28条)として案件データを処理します。

料金の概要

Inklaim の料金はいくらですか?

価格はユーロ建てです。付加価値税(VAT)は課されません(イタリアの簡易課税制度)。料金は図を出願用にエクスポートした時点で発生し、12か月間は再エクスポートが無料です。

トライアル

€014日間

  • 透かし入りの図 10点
  • ご自身の案件で試用

案件ごと

€491案件あたり

  • 図 10点まで
  • 発明者・スタートアップ向け

Professional

€89月額

  • 月 60図
  • 個人で活動する弁理士・図面作成担当者向け
特許事務所向け

事務所

€1591席あたり月額

  • 1席あたり100図(事務所内で共有)
  • レビュー担当者は無料
  • 3席から

Enterprise

€20,000年額(最低価格)

  • 企業のシングルサインオン
  • 自社サーバーへのインストール
  • 独自の AI エンドポイント

プランの上限を超える図は1点あたり 2.50 ユーロです。Enterprise の条件は個別に取り決めます。

動画

5分でわかる Inklaim

STEP ファイルから出願用の図面シートまで、5つの領域をサンプル案件でアプリ上でご紹介します。動画は英語です。

文字起こし(英語からの翻訳)を読む

こちらは Inklaim、欧州の特許事務所のための図面作成部門です。事務所がすでに持っているもの、つまり依頼者の 3D モデル、技術図面、特許請求の範囲から、出願用の図面シートを準備します。

現在、図面は案件の中で最も手作業の多い部分です。すでに存在する図を描き直すのに何時間もかかり、特許庁の規則は、似ていても同じではありません。そして符号を1つ間違えるだけで、指摘を受けることがあります。

図面作成担当者から、最も負担を減らしたい5つの作業を聞きました。アプリで順に見ていきましょう。

1つ目:図の簡略化。依頼者の 3D モデルから、詳細レベルを選びます。「Essential」(必要最小限)では、小さな穴、面取り、フィレットが消え、ねじ山も消えます。ねじやワッシャーも自動的に取り除かれます。同じ図を並べると、左が完全、右が必要最小限です。

製作図面でも同じです。DXF またはベクター PDF では、寸法、文字、表題欄、中心線、ハッチングが自動的に消えます。確定する前に、削除される部分と各図の仕上がりを色分けで確認できます。

では、依頼者の図面が、この300個の穴のような同一のオブジェクトだらけだったら? 1つ選ぶと、「Select identical」が回転・反転したものも含めてすべてのコピーを見つけます。選択を確認して、まとめて削除します。AI をオンにしていれば、「all the brackets along the rail」(レールに沿ったすべてのブラケット)と入力するだけです。

2つ目:3D モデルから図面シートへ。STEP ファイルをアップロードし、軸測投影図や分解図も含めて図を選びます。断面は、プレビュー上で切断面を選ぶと A-A の切断線が自動的に表示されます。複数の図を同じ縮尺で1枚のシートに配置し、分解図は専用のシートに配置されます。

こうして生成したシートがこちらです。すでにレイアウトされ、4つの図が同じ縮尺で並んでいます。各部品には、出願書類の本文ですでに使われている符号が付いています。シートは AutoCAD でも編集できます。

では、依頼者が物品しか持っていなかったら? 写真が2〜3枚あれば十分です。Inklaim は物品を背景から切り出し、線を提案します。ワンクリックで本物の線を残せます。AI をオンにしていれば、実際のエッジと反射を自ら見分け、部品に名前を付けます。写真ごとに1つの図面を、同じ符号で作成します。回転体なら、写真から 3D モデルができ、各写真との一致度も測定されます。

3つ目:図どうしの整合性。「Checks」タブは、案件のすべての図と本文を比較します。異なる部品に同じ符号が使われている箇所や、同じ部品に異なる符号が付いている箇所を見つけます。引用されているのに存在しない図や、順番が違う図を指摘します。図どうしの寸法も比較します。この例では、1つの図が10%細くなっています。各警告から、修正すべき箇所へ直接移動できます。

4つ目:自動採番。図を1つ移動すると、ほかのすべての図の番号が振り直されます。保存する前に、Inklaim は本文中で変更されるすべての参照を表示し、どれを更新するかを選べます。キャンセルすれば、すべて元のままです。

「Renumber all」(すべて振り直す)は、部品が現れる順に符号を振り直します。偶数のみなど、事務所独自の採番ルールにも従います。図、明細書、特許請求の範囲が一緒に変更され、すぐに元に戻すこともできます。

5つ目:図中のテキスト。図中のすべての文字が1つの表にまとめられ、翻訳が隣に並びます。すべての図にわたって語句を一括で検索・置換でき、確定する前に、図ごとにすべての変更を確認できます。AI をオンにすると、用語集と特許請求の範囲に沿って翻訳します。

さらに、方法の請求項から、数秒でフローチャートができあがります。ステップには S100、S102 のように番号がすでに振られています。AI を使わずに本文から直接作成し、その後はほかの図面と同じように編集できます。

シートが完成したら、出願用にエクスポートします。特許庁を選ぶと、用紙サイズ、余白、ラベルがその規則に従います。中国と韓国にも対応し、電子出願用の画像も作成します。次にテキストの言語を選びます。図面は1つだけで、符号は変わりません。

案件、ファイル、バックアップは EU 域内に保存され、AI はヨーロッパで動作します。AI は任意で、使用した場合は必ず明示されます。また、線は1本も創作されません。すべてモデル、図面、スケッチ、写真に由来します。

私たちは4週間の試用をご提案しています。3〜6名の図面作成担当者と弁理士のグループで、すでに出願・公開された案件を Inklaim で作り直します。削減できた時間と図面シートの品質を、一緒に測定します。

実際の特許で試してみましょう。ご関心があれば、3件の案件を一緒に選んで始めましょう。

よくある質問

よくいただくご質問

Inklaim は AI で特許図面を描くのですか?

いいえ。線は 3D モデル、DXF・PDF 図面、スケッチに由来します。AI は任意の機能でテキストを扱い、案件の用語集に沿って翻訳し、確認していただく符号を提案します。

Inklaim にはどのファイルをアップロードできますか?

STEP、IGES、BREP の 3D モデル、DXF またはベクター PDF の図面、スケッチや写真(ベータ版)、Word の文書です。SolidWorks、Inventor、Creo からは STEP ファイルを書き出し、DWG ファイルは DXF で保存してください。

Inklaim の図面シートはそのまま出願できますか?

EPO、USPTO、PCT、UIBM の方式要件に照らしてチェックした、レイアウト済みの下書きです。図面作成担当者が仕上げ、弁理士が承認し、事務所が出願します。受理は保証されません。

日本国特許庁(JPO)への出願にも使えますか?

JPO の様式は出願先のプロファイルとして組み込まれていません。Inklaim は、EPO・USPTO への出願や PCT 出願の図面を準備する出願人と弁理士のためのツールです。図中のテキストは日本語でも書き出せます。

案件データはどこに保管されますか?

すべてのプランで EU 域内に保管されます。AI をオンにした場合は Google Cloud 上で、EU 域内で処理されます。Google は、許可なく顧客データをモデルのトレーニングに使用しないとしています(出典:Google Cloud、英語)。

パイロット

実際の特許で4週間お試しください

すでに出願・公開された案件を使い、貴事務所とパイロットを行います。削減できた時間と図面シートの品質を、一緒に測定します。

01

秘密保持契約

パイロット契約の締結後に開始します。費用条件は個別に取り決めます。

02

公開済みの3案件

手作業で図面を作成した、出願・公開済みの案件を事務所が3件選びます。

03

3〜6名

図面作成担当者と弁理士が Inklaim で作り直します。全ページに「Feedback」ボタンがあり、毎週短いアンケートにご回答いただきます。

04

比較

時間と図面シートの品質を、事務所の通常業務と比較します。

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