Inklaim 機能

機能

特許図面の作成に必要なすべての機能

Inklaim は、イタリア・トリノ発のスタートアップが開発したウェブソフトウェアです。3D CAD モデル(STEP/IGES)、DXF またはベクター PDF ファイル、物品の写真、スケッチ、特許請求の範囲から、EPO・UIBM・USPTO・PCT・CNIPA・KIPO の規則に照らしてチェックした特許図面の下書きを作成します。

Inklaim は、特許出願の図面作成の流れ全体をカバーします。3D モデル、技術図面、スケッチ、特許請求の範囲をアップロードすると図ができあがり、それをシートにレイアウトしてチェックし、必要な特許庁と言語に合わせてエクスポートできます。

形状は常にお手持ちのファイルに由来します。AI は任意の機能で、テキストを扱い、符号やチェックを提案して確認を求めます。形状を扱うことはありません。

  1. アップロードSTEP、IGES、BREP、DXF、ベクター PDF、スケッチまたは写真、Word。
  2. 簡略化図に不要な細部を取り除きます。
  3. レイアウト1枚のシートに複数の図を同じ縮尺で配置し、本文の符号を付けます。
  4. チェック図と本文の整合性、特許庁の規則への適合を確認します。
  5. エクスポート出願用 PDF、SVG、レイヤー付き DXF を、特許庁と言語ごとに出力します。

5つの領域

特許図面作成担当者から要望のあった5つの領域

各領域には、アプリの画面を掲載した詳しいページがあります。

01

図の簡略化

  • 3D モデルの詳細レベル:完全 / 中間 / 必要最小限
  • 穴、面取り、フィレット、ねじ山、ねじ、ワッシャーを除去
  • 寸法、文字、表題欄、中心線、ハッチングを除いた DXF・PDF
  • 「Select identical」(同一形状を選択):オブジェクトのコピーをワンクリックですべて選択
特許図面を簡略化する →
02

3D モデルから図面シートへ

  • 正投影図、軸測投影図、分解図、かくれ線
  • 切断線付きの A-A 断面図、2倍〜5倍の詳細図
  • 1枚のシートに複数の図を同じ縮尺で配置
STEP・IGES から特許図面を作成 →
03

整合性チェック

  • すべての図で、同じ符号は同じ部品
  • 本文だけ、または図だけにある符号
  • 図どうしの寸法と、FIG. の引用順
符号の整合性チェック →
04

自動採番

  • FIG. 1A、1B とシート番号「1/5」
  • 本文中の「FIG. n」の参照を、プレビュー付きで更新
  • 事務所の採番ルールで「Renumber all」(すべて振り直す)
特許の図番号を振り直す →
05

図中のテキスト

  • すべての文字を1つの表で管理し、検索・置換
  • 案件の用語集を使った翻訳(任意)
  • 日本語・中国語・韓国語を含む、言語別のエクスポート
特許図面のテキストと翻訳 →
+

その他の機能

  • 特許請求の範囲からのフローチャート
  • 物品の写真からの図面と 3D モデル
  • スケッチからの線画
  • エディタ、Word からの取り込み、エクスポート

これらはこのページの下でご紹介します。

方法とシステム

方法の請求項からフローチャートを作成

Inklaim は方法の請求項から、ステップに S100、S102 のように番号を振ったフローチャートを作成します。システムの請求項からはブロック図を作成します。AI を使わずに本文から直接作成することもでき、作成した図はほかの図と同じように編集できます。

EPO では、フローチャートや図表もあらゆる点で図面として扱われます(2025年7月7日付 EPO 長官決定(EPO官報 2025, A49)第1条(3)、英語)。文字の高さは最低 0.32 cm で、参照符号は明細書と一致している必要があります。

2026年10月更新

方法の請求項から生成した特許図面のフローチャート(ステップ S100〜S106)を Inklaim のエディタで開いた画面
方法の請求項から作成したフローチャートを、エディタで開いたところ。

スケッチから

発明者のスケッチから線画へ

スケッチをアップロードすると、Inklaim が線画に変換します(ベータ版の機能)。線はスケッチをなぞったもので、創作される線はありません。

発明者のスケッチをトレースした線画:消しゴムを使う前で、不要な線が2本残っている状態
消しゴム使用前:不要な線が2本残ったトレース済みのスケッチ。
消しゴムを使った後の同じスケッチ:線画から不要な線が取り除かれた状態
消しゴム使用後:トレースした線から不要な線を取り除いた状態。

トレースした線は、消しゴムやはさみ、「Split strokes」(線の分割)、「Join」(結合)、「Simplify」(簡略化)スライダーで編集できます。AI をオンにすると、スケッチから作成した図の符号を提案させることもできます。確定するのはユーザーです。

物品の写真から(ベータ版)

依頼者に 3D モデルがなくても、写真2〜3枚で対応できます

同じ物品の写真を1〜8枚(PNG、JPG、WebP)。光沢のある金属製品でも使えます。Inklaim は物品を背景からきれいな輪郭で切り出し、内側の線を提案します。線は常に写真に由来し、創作される線はありません。

つまみの写真3枚:輪郭、採用した線(黒)、提案された線(青の破線)
複数の写真をまとめて解析:黒は図面に入る線、青の破線は提案のみの線。
写真から作成したつまみの線画(符号 10、12、14 付き)
側面の写真から作成した図面と、部品の符号。

AI が選ぶのは、写真から提案された線の中からだけです。モデルの寸法は写真の輪郭に由来し、AI は物品がどのような形であるかを示すだけです。内部(穴、アンダーカット)は写真では見えないため、手動で入力します。画像にはサンプル写真と、AI による読み取りのサンプルを使用しています。

エディタ

ミリ単位で作業できる図面エディタ

  • 円、円弧、ポリライン、曲線、閉じた領域のハッチング。
  • 整列と均等配置、レイヤー、ロックと非表示。
  • 図ごとのバージョン履歴(プレビューと復元が可能)。
  • 本文と図で共有する、案件の符号一覧。
レイヤーパネルを表示した特許図面エディタ:バルブの図のシート上でロック・非表示にした要素
レイヤーパネル:ロックした要素と非表示の要素。

テキストとエクスポート

Word ファイルから出願用の図面シートまで

Word からの取り込み

特許請求の範囲と明細書を含む Word ファイルをアップロードすると、Inklaim が各セクションを認識し、案件に取り込む前にプレビューで表示します。

エクスポート

出願用の PDF、SVG、AutoCAD で作業を続けるためのレイヤー付き DXF、案件全体の ZIP。テキストの言語はエクスポート時に選びます。図面は1つのままで、符号は変わりません。

特許庁のプロファイル

EPO、UIBM、USPTO、PCT、CNIPA(中国)、KIPO(韓国)。それぞれに使用可能領域、文字の最小の高さ、ラベル(FIG. 1、图1、도 1)、シート番号が設定されています。たとえば UIBM では、全辺 2.5 cm 以上の余白が必要です。中国と韓国向けには、電子出願用の画像(図ごとに1枚、白黒、300 dpi)も作成します。日本国特許庁(JPO)のプロファイルはまだありません。

EPOUIBMUSPTOPCTCNIPAKIPO

事務所内の役割

管理者、弁理士、図面作成担当者、レビュー担当者。レビュー担当者は編集せずに閲覧・承認できます。

インストール不要

Inklaim は Chrome または Edge のブラウザで動作します。操作画面は日本語を含む8言語に対応しています。データはすべてのプランで EU 域内に保管されます。詳しくはセキュリティとデータのページをご覧ください。

よくある質問

機能に関するご質問

Inklaim で SolidWorks、Inventor、Creo のファイルを開けますか?

ネイティブファイルは開けません。モデルを STEP または IGES に書き出してアップロードしてください。Inklaim は、SolidWorks、Inventor、Siemens NX から書き出した実際のファイル(アセンブリやインチ単位のモデルを含む)でテストしています。DWG ファイルは DXF で保存する必要があります。

AutoCAD で作業を続けられますか?

はい。シートをレイヤー付き DXF でエクスポートし、AutoCAD で開けます。出願用には、選択した特許庁向けの PDF を直接エクスポートできます。

AI を使わなくても機能は使えますか?

はい。CAD からの図の作成、2D の取り込み、フローチャート、チェック、採番は AI をオフにしても動作します。AI を使うと、用語集にもとづく翻訳と、確認していただく符号の提案が加わります。

Inklaim はどの特許庁の規則に対応していますか?

EPO、UIBM、USPTO、PCT、CNIPA(中国)、KIPO(韓国)です。それぞれについて、使用可能領域、文字の高さ、ラベル、シート番号を適用し、CNIPA と KIPO については電子出願用の画像も作成します。日本国特許庁(JPO)の様式はまだ組み込まれていません。シートはあくまで下書きで、最終確認は弁理士が行います。

パイロット

貴事務所の3件の案件で機能をお試しください

秘密保持契約の締結後、3〜6名で、出願・公開済みの案件を使って4週間のパイロットを行います。時間と品質を一緒に比較します。

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