Inklaim 機能 図の採番

自動採番

自動で更新される特許図面の図番号:FIG. 1A、1B、2

図を移動・挿入・削除すると、Inklaim がシートの順番から FIG. 番号を再計算し、明細書と特許請求の範囲の「FIG. n」の参照を更新します。保存する前にすべての変更を確認し、適用するものを選べます。「Renumber all」(すべて振り直す)を使えば、事務所の採番ルールに従って符号も振り直せます。

Inklaim は、イタリア・トリノ発のスタートアップが開発したウェブソフトウェアです。3D CAD モデル(STEP/IGES)、DXF またはベクター PDF ファイル、物品の写真、スケッチ、特許請求の範囲から、EPO・UIBM・USPTO・PCT・CNIPA・KIPO の規則に照らしてチェックした特許図面の下書きを作成します。

特許図面の図番号の更新:図を移動した後に明細書中の FIG. n の参照を更新し、各変更をプレビューで表示
FIG. 7 を3番目に移動:Inklaim が新しい図番号と、明細書で変更されるすべての文を表示します。

規則

EPO、PCT、USPTO、UIBM では、図にどのように番号を付けますか?

特許図面の図には、シートの番号とは別に、連続したアラビア数字で番号を付けます。EPO では、部分図には同じ番号に大文字を付け(FIG 7A、FIG 7B)、図が1つだけの場合は番号を付けません。PCT と USPTO では、図面シートに「1/3」の形式で番号を付けます。

Inklaim は、番号を再計算するときと、選んだ特許庁向けにエクスポートするときに、これらの規則を適用します。

特許庁図図面シート出典
EPO「FIG」と連続したアラビア数字。部分図には大文字を付記。図が1つだけの場合は番号なし。連続したアラビア数字、上部中央。「1/3」の形式は規定されていません。審査ガイドライン A-IX, 5.2、A-IX, 4.2、EPO官報 2025, A49(英語)
PCTシートとは別の、連続したアラビア数字。「1/3、2/3、3/3」:シート番号と図面シートの総数。PCT規則11.7・11.13、PCT実施細則第207節(英語)
USPTO「FIG.」とアラビア数字。図が1つだけの場合は番号なし。「1/3」を上部中央に、符号より大きく記載。37 CFR 1.84(t)・(u)(英語)
UIBM通し番号を付け、明細書で言及します。シートに通し番号を付けます。D.M. 33/2010 第22条(3)(イタリア語)

日本国特許庁(JPO)の図面様式は、出願先のプロファイルとして組み込まれていません。

2026年10月更新

並べ替えと参照

図を移動すると、本文も追従します

各図の番号はシートの順番から決まります。同じシート上の図には FIG. 1A、1B のように文字が付き、シートを前のシートの続きにすることもできます。「1/5」などのシート番号も、ほかと一緒に更新されます。

  1. 図を移動シートを別の位置に移動するか、新しいシートを挿入、またはシートを削除します。
  2. 新しい番号を確認番号が変わる図を一覧表示します。例:FIG. 3A が FIG. 4A に、FIG. 7 が FIG. 3 に。
  3. 本文を確認明細書と特許請求の範囲の各参照が、取り消し線付きの旧番号と、その横の新番号で表示されます。
  4. 更新するものを選ぶすべての参照を更新するか、そのままにしたい参照のチェックを外します。本文に触れずに図だけを移動することもできます。
  5. 保存またはキャンセル変更はまとめて保存されます。キャンセルすれば、すべて元のままです。

サンプル案件では、FIG. 7「Valve sketch」(バルブのスケッチ)を3番目に移動すると、13の図の番号が変わり、Inklaim は明細書で更新すべき参照を7か所提案します。たとえば「Figures 3A, 3B, 3C and 3D」が「Figures 4A, 4B, 4C and 4D」になります。引用された FIG. に対応する図がなくなった場合は、整合性チェックが指摘します。

すべて振り直す

符号を1回の操作で順番どおりに

「Renumber all」(すべて振り直す)は、部品が図または明細書に現れる順に、部品の符号を振り直します。符号一覧、図、明細書、特許請求の範囲が一緒に変更されます。

  • プレビューに、各部品の現在の符号、新しい符号、図・明細書・特許請求の範囲での出現回数が表示されます。
  • 図の中では、シートの順、次に図のラベルの順、そして符号の左から右・上から下の順に並びます。
  • 図番号と請求項番号は変わりません。S100、S102 のステップのように、先頭に文字が付いた符号もそのままです。
  • 結果が気に入らなければ、すぐに元に戻せます。
「Renumber all」:事務所の採番ルール(10から偶数のみ)による新しい符号のプレビュー
「Even numerals only, from 10」(10から偶数のみ)のルールでの「Renumber all」のプレビュー:13個中13個の符号が変更されます。

事務所の採番ルール

符号を、事務所のやり方で

採番ルールは事務所の設定で一度設定すれば、すべての振り直しに適用されます。

10, 12, 14…

偶数のみ

10から始まり2ずつ増えるため、振り直さずに部品を挿入する余地が残ります。

100, 200…

図ごとの百番台

図ごとに百の位を割り当てます。FIG. 1 の部品は 100 から、FIG. 2 の部品は 200 から始まります。

任意の AI

スケッチの符号

スケッチや写真から作成した図では、AI をオンにしていれば符号を提案します。使用する前にユーザーが確定します。

動画

アプリでの採番を5分の動画で

動画は英語で、図面作成担当者から負担を減らしたいと要望のあった5つの作業を紹介しています。自動採番は4つ目です。

文字起こし(英語からの翻訳)を読む

こちらは Inklaim、欧州の特許事務所のための図面作成部門です。事務所がすでに持っているもの、つまり依頼者の 3D モデル、技術図面、特許請求の範囲から、出願用の図面シートを準備します。

現在、図面は案件の中で最も手作業の多い部分です。すでに存在する図を描き直すのに何時間もかかり、特許庁の規則は、似ていても同じではありません。そして符号を1つ間違えるだけで、指摘を受けることがあります。

図面作成担当者から、最も負担を減らしたい5つの作業を聞きました。アプリで順に見ていきましょう。

1つ目:図の簡略化。依頼者の 3D モデルから、詳細レベルを選びます。「Essential」(必要最小限)では、小さな穴、面取り、フィレットが消え、ねじ山も消えます。ねじやワッシャーも自動的に取り除かれます。同じ図を並べると、左が完全、右が必要最小限です。

製作図面でも同じです。DXF またはベクター PDF では、寸法、文字、表題欄、中心線、ハッチングが自動的に消えます。確定する前に、削除される部分と各図の仕上がりを色分けで確認できます。

では、依頼者の図面が、この300個の穴のような同一のオブジェクトだらけだったら? 1つ選ぶと、「Select identical」が回転・反転したものも含めてすべてのコピーを見つけます。選択を確認して、まとめて削除します。AI をオンにしていれば、「all the brackets along the rail」(レールに沿ったすべてのブラケット)と入力するだけです。

2つ目:3D モデルから図面シートへ。STEP ファイルをアップロードし、軸測投影図や分解図も含めて図を選びます。断面は、プレビュー上で切断面を選ぶと A-A の切断線が自動的に表示されます。複数の図を同じ縮尺で1枚のシートに配置し、分解図は専用のシートに配置されます。

こうして生成したシートがこちらです。すでにレイアウトされ、4つの図が同じ縮尺で並んでいます。各部品には、出願書類の本文ですでに使われている符号が付いています。シートは AutoCAD でも編集できます。

では、依頼者が物品しか持っていなかったら? 写真が2〜3枚あれば十分です。Inklaim は物品を背景から切り出し、線を提案します。ワンクリックで本物の線を残せます。AI をオンにしていれば、実際のエッジと反射を自ら見分け、部品に名前を付けます。写真ごとに1つの図面を、同じ符号で作成します。回転体なら、写真から 3D モデルができ、各写真との一致度も測定されます。

3つ目:図どうしの整合性。「Checks」タブは、案件のすべての図と本文を比較します。異なる部品に同じ符号が使われている箇所や、同じ部品に異なる符号が付いている箇所を見つけます。引用されているのに存在しない図や、順番が違う図を指摘します。図どうしの寸法も比較します。この例では、1つの図が10%細くなっています。各警告から、修正すべき箇所へ直接移動できます。

4つ目:自動採番。図を1つ移動すると、ほかのすべての図の番号が振り直されます。保存する前に、Inklaim は本文中で変更されるすべての参照を表示し、どれを更新するかを選べます。キャンセルすれば、すべて元のままです。

「Renumber all」(すべて振り直す)は、部品が現れる順に符号を振り直します。偶数のみなど、事務所独自の採番ルールにも従います。図、明細書、特許請求の範囲が一緒に変更され、すぐに元に戻すこともできます。

5つ目:図中のテキスト。図中のすべての文字が1つの表にまとめられ、翻訳が隣に並びます。すべての図にわたって語句を一括で検索・置換でき、確定する前に、図ごとにすべての変更を確認できます。AI をオンにすると、用語集と特許請求の範囲に沿って翻訳します。

さらに、方法の請求項から、数秒でフローチャートができあがります。ステップには S100、S102 のように番号がすでに振られています。AI を使わずに本文から直接作成し、その後はほかの図面と同じように編集できます。

シートが完成したら、出願用にエクスポートします。特許庁を選ぶと、用紙サイズ、余白、ラベルがその規則に従います。中国と韓国にも対応し、電子出願用の画像も作成します。次にテキストの言語を選びます。図面は1つだけで、符号は変わりません。

案件、ファイル、バックアップは EU 域内に保存され、AI はヨーロッパで動作します。AI は任意で、使用した場合は必ず明示されます。また、線は1本も創作されません。すべてモデル、図面、スケッチ、写真に由来します。

私たちは4週間の試用をご提案しています。3〜6名の図面作成担当者と弁理士のグループで、すでに出願・公開された案件を Inklaim で作り直します。削減できた時間と図面シートの品質を、一緒に測定します。

実際の特許で試してみましょう。ご関心があれば、3件の案件を一緒に選んで始めましょう。

変更前と変更後

図が1つ増えても、明細書全体を読み直す必要はありません

現在の手作業

  • 図を挿入すると、後に続くすべての図のラベルを手作業で振り直しています。
  • 明細書と特許請求の範囲の「FIG. n」をすべて探し、1つずつ修正しています。
  • 部品の符号を順番どおりに振り直すには、シートと本文の符号を同時に書き直す必要があります。
  • 見落とした参照は、校正のとき、あるいは出願後に見つかります。

Inklaim なら

  • FIG. のラベルとシート番号は、シートの順番に従います。
  • 本文中の参照は、プレビューを見ながら変更ごとに選んで更新できます。
  • 「Renumber all」で、符号一覧、図、明細書、特許請求の範囲がまとめて変わります。
  • すべての操作は元に戻せ、整合性チェックで結果を確認できます。

整合性チェック

振り直しの後、各符号がすべての図で同じ部品を指しているかを確認します。

特許図面の整合性チェック →

参照符号

符号に関する EPO、PCT、UIBM の規則を、公式の出典とともに解説します。

参照符号のガイド →

すべての機能

3D CAD からの図面シート、DXF・PDF の取り込み、請求項からのフローチャート、テキストと翻訳。

Inklaim の機能 →

よくある質問

図の採番に関するご質問

欧州特許では、部分図にどのように番号を付けますか?

同じ番号に大文字を付けます。たとえば FIG 7A、FIG 7B です(EPO 審査ガイドライン A-IX, 5.2)。Inklaim では、同じシート上の図に自動で文字が付きます(FIG. 1A、1B)。

図を移動したら、明細書を手作業で修正する必要がありますか?

いいえ。Inklaim は、明細書と特許請求の範囲で変更される「FIG. n」の参照をすべて表示します。更新するものを選んでまとめて保存できます。キャンセルすれば、すべて元のままです。

「Renumber all」で図番号も変わりますか?

いいえ。振り直すのは部品の符号です。図番号と請求項番号は変わらず、S100 のように先頭に文字が付いた符号もそのままです。

事務所の採番ルールを使えますか?

はい。事務所の設定で、たとえば10から偶数のみ、または図ごとの百番台(100、200…)を設定すると、すべての振り直しに適用されます。

シートには「1/5」の形式で番号が付きますか?

はい。シート番号「1/5」はシートの順番に合わせて更新されます。エクスポート時に特許庁を選ぶと、シートとラベルがその規則に従います。

図が1つだけの場合も番号は必要ですか?

EPO と USPTO では不要で、図が1つだけの場合は番号を付けません(審査ガイドライン A-IX, 5.2、37 CFR 1.84(u))。エクスポート時に「Include the figure label」(図のラベルを含める)オプションでラベルを外せます。

パイロット

実際の案件で採番をお試しください

4週間のパイロットでは、貴事務所の3〜6名が出願・公開済みの3件の案件の図面シートを Inklaim で作り直します。その後、時間と品質を一緒に比較します。秘密保持契約の締結後に開始します。

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