図中のテキスト
Inklaim は、案件の図に含まれるすべての文字を1つの表にまとめます。すべての図にわたって一括で検索・置換し、案件の用語集と特許請求の範囲の既存の翻訳に沿って任意の AI で翻訳し、日本語・中国語・韓国語を含む言語別にシートをエクスポートできます。図面は1つのまま、符号は変わりません。
Inklaim は、イタリア・トリノ発のスタートアップが開発したウェブソフトウェアです。3D CAD モデル(STEP/IGES)、DXF またはベクター PDF ファイル、物品の写真、スケッチ、特許請求の範囲から、EPO・UIBM・USPTO・PCT・CNIPA・KIPO の規則に照らしてチェックした特許図面の下書きを作成します。

規則
欧州特許の図面では、文字は不可欠な少数の語句に限って認められます。翻訳で置き換えても線が隠れないように配置する必要があります(2025年7月7日付 EPO 長官決定(EPO官報 2025, A49)第1条(2)(j)、EPO 審査ガイドライン A-IX, 8)。フローチャートでは、ステップごとに短い文も認められます。
出願が PCT の国内段階に移行すると、翻訳文には図面中の文字も含まれます(PCT規則49.5(a))。
| 特許庁 | 図面で認められる文字 | 出典 |
|---|---|---|
| EPO | 「water」「open」「section on AB」のような不可欠な少数の語句。周囲に翻訳用の余白を確保します。フローチャートでは、ステップごとに短い文。 | EPO官報 2025, A49 第1条(2)(j)、審査ガイドライン A-IX, 8(英語) |
| PCT | 不可欠な場合に限り語句を記載。ブロック図やフローチャートでは、翻訳を上から貼り付けられるように配置した短い語句。 | PCT規則11.11(英語) |
| PCT(国内段階) | 翻訳は「図面中のすべての文字」を対象とし、「Fig.」の表示は翻訳しません。 | PCT規則49.5(a)・(f)(英語) |
| USPTO | 凡例は認められますが、語数はできるだけ少なくします。 | 37 CFR 1.84(o)(英語) |
| UIBM | 商工会議所の実務では、シートの理解に必要な語句と、該当する場合の縮尺を除き、文字は記載しません。 | ジェノヴァ商工会議所のガイド(二次資料、イタリア語) |
日本国特許庁(JPO)の規則は Inklaim に組み込まれていません。図中のテキストは日本語でも書き出せますが、JPO の様式への適合は弁理士が確認する必要があります。
2026年10月更新
テキスト一覧表
語句を探すためにシートを1枚ずつ開く必要はもうありません。表には、各テキストについて、図、要素、原文、そして言語ごとの列が並びます。
すべての図の語句を一括で変更します。確定する前に、図ごとにすべての変更を確認できます。
余分な文字を、各特許庁の規則を示して警告します。EPO は第1条(2)(j) と A-IX, 8、PCT は規則11.11 です。
ワンクリックでラベルを符号に置き換え、シート上ではなく明細書で説明できるようにします。
翻訳が原文より長くなっても、図面の線を動かさずにテキストボックスが調整されます。
原文を変更すると、その翻訳は「Needs review」(要確認)に戻り、表で目立つように表示されます。
変わるのはテキストの言語だけで、符号は変わりません。形状と符号は、どのエクスポートでも同じです。
用語集にもとづく翻訳
AI をオンにすると、「Translate with AI」(AI で翻訳)で列全体を英語、ドイツ語、フランス語などに翻訳できます。翻訳は案件の用語集と特許請求の範囲の既存の翻訳に従うため、「valve」はすべての図で「Ventil」となり、本文とも一致します。
翻訳はすべて提案です。エクスポートする前に、表で確認してください。
言語別のエクスポート
エクスポート時に、特許庁のプロファイル(EPO、UIBM、PCT、USPTO)とテキストの言語を選びます。シート、余白、ラベルは特許庁の規則に従い、テキストは選んだ言語になります。
欧州特許をイタリアで有効化するには、3か月以内に翻訳文を提出する必要があります(イタリア産業財産法(CPI)第56条、イタリア語)。図面中の語句は通常、ほかの書類と一緒に翻訳されます。個別の案件については弁理士にご確認ください。

変更前と変更後
よくある質問
「water」「open」「section on AB」のような、不可欠な少数の語句だけで、周囲に翻訳用の余白が必要です(EPO官報 2025, A49 第1条(2)(j)、審査ガイドライン A-IX, 8)。フローチャートでは、ステップごとに短い文が認められます。
はい。PCT規則49.5(a) により、図面中の文字も翻訳文に含まれます。「Fig.」の表示は翻訳しません(規則49.5(f))。
図面中の語句は通常、ほかの書類と一緒に翻訳されます。翻訳文はイタリア産業財産法(CPI)第56条に基づき3か月以内に提出する必要があります。個別の案件については弁理士にご確認ください。
いいえ。AI は任意で、各事務所がオン・オフを決めます。AI をオフにすると、コンテンツが提供事業者に送られることはありません。オンにした場合は Google Cloud 上で EU 域内で処理され、翻訳は確認が必要な提案として扱われます。
そのテキストの翻訳は「Needs review」(要確認)に戻り、確認するまで表で目立つように表示されます。
AI 翻訳は英語、ドイツ語、フランス語などに対応しています。言語別のエクスポートは、中国語、日本語、韓国語でも行えます。符号は変わりません。
図中のテキストは日本語で書き出せますが、JPO の様式は出願先のプロファイルとして組み込まれていません。JPO への出願書類としての適合は、弁理士が確認する必要があります。